タダの想い

お客様の丸い想いを丸いカタチに

札幌市のベッドタウン江別市に約３０年前、ちょっとした事件から多田工務店が始まりました。
以前親父と僕が勤めていた建築会社がいきなり倒産したのです。
途方に暮れた中、親父と僕と年配の大工さん１人を入れた３人で、
とにかく小さな仕事を繋ぎながらのスタートでした。
今振り返れば笑ってしまいますが、当時はその日の生活をするのがやっと。
会社の投資なんて夢のまた夢で、元々あった自宅の小さな車庫が作業場・倉庫へと変身しましたが、
資材を運ぶことさえままなりません。

そんな時、地元の人でトラックを安く譲ってくれる人がいるとの情報がありさっそく行ってみました。
ボロボロの古い緑色のトラックが置いてあり、値段を聞いたら５万円...。
５万円でも安いと思いましたが、少しでも節約したかった頃のことです。
ダメ元で交渉してみると、４万円で譲っていただけました。
そのトラックのお陰で仕事の効率が大幅に上がり、
今で言うリフォーム工事などをこなしてくことができるようになりました。

そして、年月を重ねる度に多田工務店に１人また１人と仲間が増え、
工事をさせていただいたお客様から１人また１人とご紹介をしていただくことも増えて、
創業２０年頃には年賀状をお送りする数が６００を超えるまでになりました。

おかげさまで今では年商１億円、工事用ワゴン車２台、2tトラック１台、設備の整った作業場や事務所もあり、
多田工務店は「人と人の繋がり」によって３０年間成長し続けることが出来ました。
これからも人と人との繋がりを大切にして５０年、また１００年と成長し続けたいと願っております。